私は20代のときに、海外に3年間留学していました。
新型コロナウィルスが流行っている昨今ですので、時代に逆行した記事になりますが、コロナショックが落ち着いてから検討していただきたいと思います。
今回のブログでは、海外に住んでいた経験から、留学したメリット、デメリットを伝えていけたらと思いますので、よろしくお願いします。
こんな人におすすめ
- 見聞を広めたいひと
- 海外留学しようか迷っている人
- 外国語が身につくか心配な人
留学する理由は、様々あると思います。
- 旅行
- 留学
- 海外で働いてみたい
- キャリア形成
- 永住したい
どんな目的でも良いと思います。
海外に興味があったら、是非行った方が良いと思います。
理由は様々ありますが、大きな理由4つ
- 世界各地に友人ができる
- 外国語が身につく
- 他国の文化をしることができる
- 日本の良さをしることができる
- なにより自信がつく
これらの理由を深堀りしていきます。
1.世界各地に友人ができる
留学に人気のある場所には、世界中から様々な人種が集まってきますし、人気のない田舎だったとしても、現地の人と交流することができます。
基本的に情熱的な人が多い
外国人と接する中で、自分独自の価値観をもっていて、情熱ををもって生きている人が多いという印象でした。
留学から帰って十数年が経ちましたが、長い人でも2~3年、短い人なら2週間程度、一緒の時間を過ごしただけの友人10数人と今でも連絡を取り合うことがあります。
中には、日本へ旅行に来た際に、私が住んでいる片田舎まで足を運んでくれる友人もいました。
その他のメンバーとはメールやSNSでの交流になりますが、
- お互いの誕生日
- 災害などがあったとき
- 近況に変化があったとき
など、年に何度かの連絡をしています。
”彼らが今も世界のどこかで頑張っている”そう感じられることは、自分にとっても前向きになれる一因になっています。
2、外国語が身につく
外国に行くくらいだから、英語が得意だったんでしょ?よく聞かれる質問ですが、日本では、私は英語が苦手で、高校の成績表では赤点ぎりぎりのラインだったと思います。
外国語を身につけると一目置かれる。
そんな私が、帰国後日本で就職するために、一度だけTOEICのテストを受けたことがあります。結果は820点。もちろん、自慢できるレベルではありませんし、まだまだ上はいますが、このくらいの点数なら、多くの人からは驚かれますし、ほとんどの企業の面接では、有利に面接を運ぶことができました。
海外だと身につく難易度も違う
日本の中学・高校の英語は、インプット型、大学に受かるための勉強という感じがします。
ですが語学の習得は圧倒的ににアウトプット型の方が覚えられます。
ただカフェでコーヒーの注文すること、ただ海外の友人と話すことでさえ、アウトプットになります。
ただ、机の上でもくもくと勉強しているより、アウトプットできる環境に身を置く方がはるかに習得が早く、簡単です。
3、日本の良さをしることができる
海外の生活を経験することによって、日本に暮らす自分の生活が当たり前ではないということを感じることができます。
日本語が通じる
日本にいるんだから当たり前だろうと思われると思いますが、海外で慣れないと自分の言葉が正しく伝わるかどうかさえ、常に緊張感があります。
しかし日本なら違います。たしかに方言など分かりにくい言語はありますが、たいていは理解することができると思います。
通じるか通じないかという余計な不安なく、会話が成立するということは非常にありがたいことなのです。
ご飯がおいしい
帰国して、最初に思ったこと”ごはんがおいしい”です。
野菜や果物、お肉などの食材も一級品、味付けも一級品だと思いました。
日本では農業従事者の皆さんの苦労のお陰で、地元の普通の店でも新鮮な野菜や果物、お肉などが購入できますし、料理人も非常に洗練された技術を絶えず磨いています。
その絶え間ない農業の発展と、料理の技術を追求する日本人の性質が、これほどおいしいご飯を作り出せていることを誇りに思います。
ルールやモラル
日本人の最大の特徴に、ルールやモラルをしっかり守ることが上げられると思います。
当然に思われそうですが、世界には民族からして、そうではない人達もたくさんいました。
時間の正確さやルールを守る従順さ、日本にはそれらを守ることが重要視されます。それが、円滑な社会をつくるのに、大いに適していると感じます。
4、他国の文化をしることができる
私が留学していた学校では、
日本は元より、韓国、中国、香港、台湾、アメリカ、ロシア、ドイツ、スイス、マレーシア、シンガポール、タイ、カンボジア、ヴェトナム、フランス、サウジアラビア、パプアニューギニア、サモア、ブラジルなどなど
上記のような国々から、留学生が来ていました。つまり様々な国の”価値観”を学ぶのに苦労をしない環境でした。
日本の価値観の枠から抜けることができる
留学するととにかく色んな国の人たちと会うことができます。日本でマスコミ・メディアによって色付けされた人種のイメージではなく、等身大の人種と直接触れ合うことができるということが、情報に躍らされない気づきを与えてくれると思います。
反日と言われている韓国・中国実態は?
実際、マスコミ・メディアで反日を騒がれる韓国と中国ですが、そんなに日本を嫌悪しているのでしょうか。
たしかに一部には、過去に日本からされた仕打ちに対しての憾みを、色濃く受け継いでいる人たちもいる様ですが、ほとんどの一般市民において、メディアで報じられているような人とは、ほとんど出会ったことがありません。
韓国の友人と先日の日韓に勃発した半導体の規制問題などの期間も、変わらず連絡を取り続けていましたし、政治的に利用される虚像であることが多いのが実態です。
ここまで良いこと5つ書いてきましたが、もちろんマイナスに働くこともあります。その点をいくつかあげますと
ときには大きな孤独感
留学をするとそう簡単に家族や友人と会えなくなります。特にまだコミュニケーション能力が未達なときは、その不安も手伝って、大きな孤独感にさいなまれることもほとんどの人が経験します。
しかしこの孤独感を乗り越えれば、間違いなく自立への大きな成長ができます。
また、しばらく耐えていろいろなことを乗り越える仲間ができれば、自然と孤独感も和らぐと思います。
全て自分次第
周りに家族や友人がいないということは、自分が動かないと基本的になにも進みません。ですので、行っただけでは何も身につかずに帰国という選択をする人も中にはいます。
自分は、英語力を身に付けるため、ある程度なれてきたら、日本人の同級生と一時期距離をあけました。距離をあけると、あることないこと言う人もいましたが、構わずに外国人と主に行動を共にした結果、他のひとたちより早く英語力が身についたように思います。
自分を追い込める環境に身を置いたとしても、自分がどれほど成長できるかは、結局自分自身ということになります。
ですが、その環境に順ずれば、大きな成長につながるのは間違いありません。
差別的なこともある
先程、反日といわれている韓国や中国の件について述べましたが、もちろん中には、実際反日の人もいて、私に近づかないようにしていた人もいます。
また白人至上主義といって、一部では、肌の色が違う人種に差別的な考え方や言動をする人たちもいます。
日本の有名人がたびたび外国で、差別的な言動を受けて、ニュースになることも多々あります。悲しいことですが、留学する場所によっては、そういう扱いを受ける可能性があることも頭にはおいておいた方が良いと思います。
日本の負の社会構造をしる
労働環境
日本の労働環境の悪さは、たびたびメディアなどでも取り上げられ、昨今の状況は少しずつ改善しているように思えますが、まだまだ改善の余地があるといわざるをえません。
日本の労働状態はワースト1位をキープ。散々効率化してきた現代に置いても、これだけは変化することがありません。
海外では、数か月働いたあと、数週間の休暇を取らなければいけない国もたくさんあります。それが決まりで、破るとペナルティが課せられると教えてくれたのは、スイスの友人でした。
実際に彼は、約1か月間の休暇を利用して、日本に遊びに来た友人です。
彼は私が1か月どころか1週間も休める人はほとんどいないと話すと非常に驚いていました。
年功序列
目上の人を尊敬する。という言い方もできます。
それ自体は非常に良い考えだといえますが、年齢によって給料が上がる数十年前のシステムも根強く残っているのも現実です。
こういう状態は、発展的な社会を生み出すには、マイナス面の方が目立ってしまいます。
これらの社会構造は、今後かえていかなければ、国際経済からどんどん遅れていくことは間違いないと思います。
終わりに
これまで記事を書いてきて、やはり結論は、留学ができるのであればした方がよい。留学で迷っているなら、絶対にいった方が良いというのが私の結論です。
たしかにマイナス面もありますが、それらは自分自身が成長していけば、克服できるものだと経験上思います。
実際、アウトプットが大切だということを知って、それと留学でしてきたことが自分の中で重なったとき、この歳になってもまた留学したいと思いました。
ここまで読んでいただいて、もし海外へ留学するのをためらってる方や、新たに留学したい気持ちが芽生えた方がいたら、嬉しく思います。
それでは、本日はこれで。
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